MENU

2020/11/16
真か偽か?「不動産に掘り出し物は無い」論。
|
不動産屋の日常

有限会社ランド・プラン

私は不動産屋ですが「不動産に掘り出し物は無い」と確信しています。理由は「逆の立場になれば」お分かりになるはずです。

まず貴方が「自分が持っているモノを売りたい」と考えたら、まず思うのは「出来るだけ高く売りたい」という事でしょう?当然その他に「面倒な事はしたくない」とか「持っていても邪魔だから」という思考もあるでしょうが、いずれにしても

「最小の犠牲で最大の利益が得られるように」行動するはずです。

買い手も同じ事で「出来るだけ安い金額で良い不動産を」探そうとします。つまり、この「双方が自己の利益を最大化しようとする動き」が集まって「相場」が生まれるわけです。

簡単な話で「誰もが欲しがるものは値が高くても売れていき、誰も欲しがらないものは安くても売れない」という事です。

しかし。

ここに一つだけ抜け道があります。それは「売却側に相当の事情がある場合」です。これには3パターン程あります。

①売り手に「どうしても早く現金化しないといけない」特殊な事情がある場合。要するにワケアリの売り手という事です。

②売り物件自体に「どうしても安くしないと売れない」特殊な事情がある場合。要するにワケアリの物件という事です。

③売り手が天使のような人で「自分はおカネなんて要らない」という場合。要するに奇特な人という事です・・

しかし・・・ここに「不動産屋」が出てくると「補正」が働いてしまうんですねえ。具体例で考えてみましょう。

設問:貴方は不動産屋です。今回、あるお客様から「500万円で家を売りたい」というご相談がありました(調査の結果、今回は物件にワケアリというケースではなく、売主の方に事情があるケースでした)。物件自体はすごく綺麗。普通に考えて1000万円でも軽く売れそうな家です。貴方が不動産屋ならどうしますか?

解答例①:希望通り500万円で販売を開始する。

解答例②:「この物件なら1000万円でも売れますよ!」と売主を説得する。

解答例③:希望通り500万円で買い取って、1000万円で販売する。

まあ、普通の不動産屋なら③を選ぶでしょうね。

結局大事なポイントは売り手と買い手と不動産業者が各々「自己の利益を最大化させようとする事で」相場が生まれるという事です。

世の中はバランスで成り立ってます。そのバランス(相場)から外れるような事(掘り出し物)は、無いと言う事です。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    カテゴリー |
    不動産屋の日常
    タグ |
    不動産業界

    7大お悩み相談

    お客様の声

    2022/04/17

    集合住宅。いつまで窮屈な思いを続けなきゃいけないの?

    お客様の声

    2022/04/09

    賃貸生活と持家生活。結局どっちが得なんですか?

    お客様の声

    2022/05/01

    中古住宅ってなんか心配。購入後の生活は本当に大丈夫?

    お客様の声

    2022/04/09

    子育ての為、そろそろ自分の家を持った方が良いのでは?

    お客様の声

    2022/04/15

    住宅の老朽化が目立ってきた。修繕?建替え?住み替える?

    お客様の声

    2022/04/21

    家ってお高いですよね?どうしたら不安なく家が買える?

    お客様の声

    2022/04/16

    多世帯同居。どうすれば家族みんなが幸せに生活出来る?

    よくあるご質問

    お客様の声

    2023/06/17

    富山県に住んで良かった事は?昔から住んでる者には分からない『良いトコ』2選。

    お客様の声

    2024/01/08

    高岡市の屋根瓦修理はどんな業者にお願いすれば良いんですか?

    お客様の声

    2019/06/24

    不動産売買の「違約金」って何ですか?何されるんですか?

    お客様の声

    2020/12/09

    不動産取得税の納付書と申告書が届いた。でも建築中で「建物」の申告書が書けない。どうすれば?

    お客様の声

    2020/10/04

    入村料(入会料)って何?絶対に払わないといけないの!?町内会費・自治会費の真実。

    お客様の声

    2020/10/19

    『隣りの土地は相場の倍出しても買え』『隣りの土地は借金しても買え』は本当?

    お客様の声

    2024/04/09

    不動産の割賦販売・賃貸借。どうやってキッチリ債権回収する?

    • ブログ購読

      いつもブログをお読みいただき誠にありがとうございます。メールアドレスを登録いただければ新着記事をメールで確認する事が出来ます。いちいちホームページを見る必要がなく、便利です。特にデメリットはありませんので、是非ご登録をお願い致します!

    中古住宅で安心の毎日を!

    (有)ランド・プラン 代表取締役

    高野 竜成

    住み続けられるまちづくりを

    中古活用・循環社会へ

    空き家が増え続けています。高岡市だけでも1万戸以上の空き家が存在し、今や『6軒中1軒が空き家』という状態です。その上で人口減少は止まる事を知らず、物価高と人手不足を原因とした新築価格は高騰の一途を辿っています。しかし、それでも家は建てられ続けています。本当にこのままで大丈夫なんでしょうか?そこで弊社は「中古住宅を活用して、安心できる住まいを提供する!」と決意しました。大量生産・大量消費社会から中古活用・循環社会へ。ランド・プランは『あなたの幸せ』と『持続可能な幸福社会』を創造する『たかおかSDGsパートナー』です。高岡市の中古住宅相談ならお気軽に!

    PROPERTY

    取扱中物件

    お客様の声

    お問い合わせはお気軽に!

    PRESIDENT BLOG

    不動産屋のひとりごと

    ブログの更新通知を受け取れます!
    ブログサムネイル

    更新通知の登録について

  • 17人の購読者に加わりましょう