先日、ある方から『こどもエコすまい支援事業』についてのご質問をいただきました。
『家をリフォームしたんですが、子供がいないので、対象にならないんですよね?』みたいな話です。
さっさと結論を書きますと、新築住宅の場合は『子育て世帯または若者夫婦世帯のいずれか』である事が条件になります。
しかし。
リフォームの場合は上記要件はありません。リフォームする物件の『所有者等である事』となっています。
子供の有無は関係無し。
何故?
いや、恐らく『皆でこれからの子供世代を支えていこう!』というような意味合いと思うんですが、『こどもエコすまい』と書く事によって
『子育て世帯しか対象にならないのでは?』という印象を与えてしまうと思うんですよ。
今更案件ですが(もう大分進んでいる)。
趣旨は良いんです。ただ『名称』にケチ付けてるだけです。『分かりにくいでしょ!』と。
恐らく官僚の方が一所懸命作成されたのだと思いますが、日本の長い歴史を振り返ると、官僚が決めた文言とはいえ、もっと素晴らしい言葉が色々ある事に気付かされます。
たとえば『墾田永年私財法』。
『こんでんえいねんしざいのほう!♪』と、ラップのように韻を踏んでるので覚えやすいですし、字面を見ても内容が『なるほど』とすぐ分かるじゃないですか。『そのまんま』ですよ。
その他で言うと『禁中並公家諸法度』も良いですね。
『きんちゅうならびに?』『くげしょはっと♬』と、こちらは掛け合いでもしたくなるような発音です。
こちらの文言も『意味そのまんま』なので分かりやすいですし。もちろん『禁中』というのが『現代では』多少馴染みが薄いかも知れませんが、その当時なら誰もが『ああ~』と分かる内容です。
それにくらべて
『こどもエコすまい支援事業』って。
ねえ・・・?
二通りの名称を作れば良かったのかも知れませんね。
新築住宅の場合・・・『こどもエコすまい支援事業』
リフォームの場合・・・『すまいのエコリフォーム支援事業』
ふとそんな事を思いましたので書いてみましたが、私は『こどもエコすまい支援事業』はとても素晴らしい事業と思っております。
最後に。リフォームと一口に言っても様々な条件があり、『リフォームさえすれば対象になる』という事ではありません。その辺はご注意下さいませ!
分かりにくい文言で思い出しましたが、『万雑(まんぞ)』ってのも全く意味が分かりませんよね。その辺ご興味ある方はこちらをご覧ください。
富山県の不思議なお言葉。「まんぞ」「まんぞう」「まんぞうひ」とはなんぞ!?
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