豪雨の影響で未だバタバタしていますが、今回は豪雨ではなく『破損』のお話です。
先日、あるお客さんからこんなご相談が寄せられました。
『洗面化粧台にモノを落としてしまって、洗面台に穴が開いてしまったんですが、どうすれば良いでしょう?』と。
物件は弊社が売主でしたので、弊社の保証が付いてます。しかし、残念ながらこういったケースでは保証は及びません。
普通に使ってたのに穴が開いてしまったとかなら別ですが、明らかに『事故』ですからね。と言う事で『残念ながら補修費用は自己負担となってしまいます』という事をお伝えしました。
同時に施工業者さんの方にも『補修』の相談をしたんですが、これはもう『洗面台自体を交換』するしかないとの事。『何とかして穴を塞ごうか』というレベルじゃありませんからね。
ちなみに。洗面台自体の交換と言っても、上の『鏡がある部分』は問題ありませんので、下部分の交換のみでOK。
とはいえ、一旦洗面台を取り外して、新しい洗面台を取り付けて、配管工事を行って。という作業になりますので、洗面台自体の購入代金も必要ですし、作業の方の工賃も必要になります。
全体的には
『ザックリ8万円位になりますかね・・・』との事。
『それは痛いだろうな・・・』と思った時にふと思ったわけです。『これって火災保険が使えるんじゃね?』と。
弊社は現在、火災保険の代理店では無いのですが、以前はその辺の保険も取り扱ってまして、お客さんからのご相談があれば、火災保険のご紹介などもしているんです。
で、今回のお客さん情報を調べてみると。私からの紹介でちゃんと『破損・汚損』付きの火災保険に加入しておられました。
ちなみに弊社の方で主にご紹介しているのは『日新火災海上保険』で、破損・汚損ってのはこんな内容です。
例として挙げられているのは『室内で子どもが遊んでいて、誤って建物のガラスを割ってしまった』というものですが、ここでポイントになるのは『過失』って事です。つまり『故意・重過失』は対象になりません。
故意とは?
なんかムシャクシャして、窓ガラスを叩き割ったとかでしょうか。例えば、盗んだバイクで走りだしながら夜の校舎の窓ガラスを壊してまわるのは『故意』です。保険は下りません。
重過失とは?
明らかに危険な行為をしていたとかでしょうか。例えば、洗面台の上で5㎏の鉄球を使ってお手玉していたとか。もちろんそんな人はいないと思いますが、『そんな事してたら明らかに危険だよね』みたいなパターンです。
と言う事で、上記のような『故意・重過失』については保険の対象になりませんが、日常生活の中で、つい起きてしまった事故の場合は対象になるわけです。もとい、対象になる『可能性』があるわけです。
ちなみに今回のケースでは火災保険の対象に『なりそう』という事でしたので、現在お手続きを依頼中です。この辺の面倒くささはあるんですが、とりあえずそれで結構なおカネが助かるんですから、良いじゃないですか。
そんなわけで。
火災保険てのも中々『間口の広い』商品になります。内容も各社様々。
火災保険に入られる際は、この辺も加味してご検討をお願い致します。
そして。
バイクを盗むのは犯罪です。ご注意下さい。
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