突然ですが『NAI・NAI 16』ってご存知でしょうか?
私が6歳の時にシブがき隊が歌っていた楽曲なんですが、子供ながらに衝撃を受けた覚えがあります。
nai nai nai♪ 恋じゃない♬
nai nai nai♪ 愛じゃない♬
nai nai nai♪ でも止まらない♬
です。
日光東照宮の『見ざる聞かざる言わざる』と同じく『三つの言葉の韻を踏む』パターンのリフレインが、6歳の私の心に深く突き刺さったのです。
時は移ろって。
当時6歳だった私は47歳。それでも『ない・ない・ない』という繰り返しは、やっぱり心の中に刻み込まれて消えません。
で。
不動産屋として、特に『営業マン』として私が肝に銘じている『3ない』がありますので、今回はそれをお伝えさせていただこうと思います。
私の3ないは
焦らない
怒らない
驚かない
です。
『焦らない』は、ドラえもんを見て学びました。ドラえもんって、焦ると『その時に必要な最適秘密道具』を四次元ポケットから取り出せないという習性があります。あなたも観た事あるでしょう?
「これじゃない!これでもない!!あーーーー!!!」みたいなシーンです。
そして大抵は『桃太郎印のきびだんご』が出てきて事なきを得るんですが、これを見て私は『焦っても事件の解決には繋がらないんだな』と思った訳です。
『怒らない』は、自分の子供と接していて学びました。子供ってのはアホな存在(少なくともウチのは)で、ロクな事しません。ミスも多いです。ミスしかしないとも言えるでしょう。しかし、そこで怒ると大抵の場合『もっと大変な事』になってしまいます。
怒っちゃダメなんですよ。怒って物事が好転する事などありません。
『驚かない』は、少し説明が必要かと思います。人間は、普通に生活していれば驚く事はあります。私だって急に物陰から『わっ!』とか言われると多少は『ビクッ!』とはします。しますが、それを極力表面に出さないという事です。
これは、私自身が人に『驚かれると』なんかスゴイ嫌だからです。
「実はこんな事を考えてまして・・・」と言うと「ええっ!そんなの絶対上手く行きませんよ!」とか「実は○○をやめようと思ってまして・・・」と言うと「ええっ!なんでですか!?絶対損ですよ!」とか「やっぱりこうしようと思うんですよね」と言うと「ええっ!今更そんな事言われても困りますよ!」とか。
内容はともかく、最初の「ええっ!?」が苦手なんです。「げっ!」と言われる事もありますが、どちらにしても私の存在自体を拒絶された気分になるからです。そしたらもう、次の会話をする気が失せますよね。
お客さんが驚かれるのは良いんですよ。人間としての当然の反応です。しかし、プロの側は驚いちゃいけないのではないかと。
どんなにお客さんが突拍子もない事を言ったとしても、驚かずに『なるほど』と受け止める余裕が必要だろうと思うんですよ。
プロなんだから。
まあそんな感じで、私は何を言われても『驚かない』事を実践しております。
驚きませんが、とにかく物陰から『わっ!』とか言うのはやめて下さいね。それはフツーに驚きますから。
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