世の中の全ては営業である。
これは、かの高名な心理学者・アドラーが唱えた「全ての悩みは対人関係の悩みである」を敷衍した考え方と言えます。
営業というのは基本的に「対人関係」そのものだからです。
だって、犬に営業します?猫に営業します?営業ってのは「人に向かって」するものなんですよ。対人関係そのものでしょう?
その『営業』ですが。
人や会社によって様々な営業手法があります。例えば「電話営業」。例えば「カウンター営業」。例えば「飛び込み営業」
しかし、その中で私が『最強』と思っている営業手法があります。それが
肉筆によるお手紙営業。
です。
これはぐっと来ます。何故か?
まずは『圧迫を感じないから』です。次に『その為に費やした労力を感じるから』です。そして最後に『書いた人の人間性が伝わってくるから』です。
ま、内容は詳しく説明する事も無いでしょう。上記の通りです。
ちなみに私は。
書道5級という圧倒的な書道リテラシーの持ち主なんですが、余りの雑な文字ゆえに『なんて書いてあるのか分からなくて・・・』と言われる事が多々ありましたので、最近は肉筆を他人にお見せする事はまずありません。
自分で書いたメモでも
「?」
と思う事が多々あるので自分でも困ります。しかしその場合は、日付けとか、かろうじて読める周りの文字を見て「この時はこんな事を考えていたはず」と当たりを付けると、大体当たってるんですよね。
宝探しをしている気分ですよ。正にメモの魔力。
とりあえず、字が綺麗ってのは本当に素晴らしい能力です。綺麗とかどうとかは別としても『丁寧に書ける』人は本当に素晴らしい。
文字の大きさとか力強さ、細部のとめ・はねにも『花』は宿ります。いつかその花が、大きな実を付ける事でしょう。
てことで。『筆まめ』こそが最強の営業手法って事です。
私?
私はアレですよ。
小さい実で、十分ですので