ビッグモーター不正請求、政府が実態解明に乗り出す事態に…鈴木金融相「本当にこんなことが」
というニュースを見ました。確かに『そんな事までしとったんや!』という驚愕の事件です。私が以前書いた
『夜の校舎の窓ガラスを壊してまわる』みたいな話ですよ。つまり、故意中の故意。悪意中の悪意です。
とはいえ。
私もずっと『営業職』に身を置いてきましたので、現場スタッフの『数字を上げなければ!結果を出さなければ!!出し続けなければ!!!』という危機感というか、焦燥感というか、そこはかとない『不安感』というのは良く分かる積りです。
現場スタッフだって、悪い事というのは十分分かっている。やってはいけない事だという事も十分分かっている。やりたい事でもない。でも、
『やらなければ自分の立場が危ない!』と思えば、進退窮まって、そういった事に手を染めてしまうのは、十分『理解は』出来ます。
自分の立場だけではなく、自分の家族だったり、部下だったりの事も守らないといけないんですからね。
しかし当然
『そんなもんより、まずは客を守らんなんやろ!』という事ですし、もっと言うと『結局、余計に数字悪くなっとるやん!』という事でもあります。
要するに
『誰も得していない案件』。略して『ダレトク案件』です。
ビッグモーターは『中古車』の取り扱いを専門としていますので、私としては以前から勝手に親近感を持っていたんですよ。弊社は『中古住宅』が専門ですからね。中古繋がりという事です。
営業職ってのは、やっぱり『ノルマ』が付き物です。どれだけ綺麗な仕事をしようと、どれだけ一所懸命頑張ってようと、
『数字をあげていなければ』
なんの仕事もしていないと断ぜられる職種。それが『営業職』です。だから私は子供の頃から『営業職だけはやりたくない!』と思っていたんですが、結局ずっと営業です。
住宅営業をやって、消費者金融営業をやって、不動産営業をやって。
スケバン刑事の麻宮サキみたいなもんですよ。『何の因果かマッポの手先』ってヤツですね。やりたくもないのに何故かやっているという。
ビッグモーターの現場の方も、そんな風に思っていたんじゃないんでしょうかねえ?
『何の因果か会社の手先』みたいに。
大分話がごちゃついてきましたので、今日はここらでやめておきます。
・・・
スケバン刑事のネタ、分かる人はどれだけいるんでしょうか・・・?