以前、「人生には忘れられない三つの曲がある」というようなタイトルでブログ書いてましたが、三つ目を書くのを忘れていたので今回書きます。
と、その前に。昨日は地元の「町内対抗ソフトボール大会」でした。敢えなく一回戦負けでしたけどね。
私はセンターを守っていたのですが、そこにいると、高校生の頃の記憶がまざまざと蘇ってきます。あ、私一応高校球児でしたので。
外野手だったのですが、その時の監督が、ノックの時も試合の時も、いつも言っていた言葉があります。
「下がってワンバンなら、前出てノーバンやろがい!!」
ま、野球やった事がある人なら、何回も聞いている言葉でしょうが、知らない人の為に簡単に説明すると。
外野を守っています。バッターが打った鋭いライナーが真っ正面に飛んできます。正直
「おおっ」とビビります。すると結構な確率で外野手は
ちょっと下がって
ワンバウンドでボールを捕ってしまうのです。単純に強烈なボールが怖いという意味もありますが、どちらかというと
安全策
としてです。何故なら、外野手にとって
ボールを後ろに逸らしてしまうこと
というのは結構、一番ツラい事なのです。だって外野手の後ろには誰も守ってませんからね。
でも。
下がってワンバウンドになると言う事は、その分(下がる距離)を
「前に」取れれば、ノーバウンドで捕れる確率があるわけです。そしてノーバウンドと言うことは
一つアウトが取れるわけですね。鋭い当たりをアウトに出来るというのは、外野手にとって非常な誉れです。チームも助かります。
さて。
住宅探しをしていると、つい「後ろに下がって」しまいたくなる場面が多々あります。
家族の反対、親の反対、新生活への不安、知らない場所への恐怖、ローンの心配、見えない将来への恐れ・・・
これらは「前に出る」という行為の代償です。どうしてもつきまとってきますし、新しい事は確かに怖いです。安全策をとるなら
現状にとどまる
事が一番のような気がします。無理に前へ出てエラー(失敗)するくらいなら一歩下がって安全策をとった方が良いと。
ここでMr.Childrenです。
私は25歳の時、某住宅メーカーにいました。大学を卒業して3年程フラフラ(無職)していたので、全く何も知らない中での営業マンでした。
一応私なりに頑張りましたが、頑張るなんてのは当たり前の事で、それは良いのですが、この時は「家作り」という仕事に
全く、何の情熱もなくて。何ともくすぶった毎日でした。で、「転職しようかどうか」でかなり迷っていたわけです。
しかしその会社にいれば、ある程度は安心ですし、何より、ちょっとしたコネで入ってますのでその人にも迷惑が掛かるし、多分人からは
「不義理なヤツ!あんなヤツはどこに行っても役に立たない!」
と思われるでしょうしで、25歳の世間知らずな私は、ソートー悩んで暗くなっていたわけです。そしてその時に偶然聞いたのが
Mr.Childrenの
「終わりなき旅」
でした。
超有名な曲ですので説明は端折りますが、とにかく私はこの曲の
閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて
きっときっとって 君を動かしてる
いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしよう
もっと素晴らしいはずの自分を探して
胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように
いつも今日だって僕らは動いてる
嫌な事ばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう
もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅
に背中を押されたわけです。
もうホント、その頃は「閉ざされたドア」状態でしたからね。でも一歩前に出るのは怖い。
本当に新しい世界でやっていけるのか、その判断が良い結果に繋がるのか、悪い結果に繋がるのか、何の保証もありません。
出来れば
いいことばかりなら良いなあと思います。しかし
「いいことばかりでは無い」のです。言われて見れば当たり前ですが。でも、それを分かった上で前に出るんです。
もっと素晴らしいはずの自分を探して。
迷い・悩み・不安というマイナスの要素も、なんとかプラスに持っていきたい。
その為に我々は日々頑張ってるんです。
そして、いいことばかりでは無いでしょうが
「嫌な事ばかり」でも無いのです。
これも言われて見れば当たり前ですが、どんな選択肢を選ぼうと、「いいことばかり」でもないし「嫌なことばかり」でもないわけです。
ノーバウンドでアウトに出来る事もあるでしょうし、ボールを捕れず、後ろにそらしてしまう事もあるかも知れません。そりゃどっちもあるでしょう。
でもやっぱり
前に前に。だと私は思うんですよねえ。現状は現状。何か生み出すなら
勇気を持って
次の扉をノック
しないといけません。
ん?ノック?
という事で、野球のノックと、ドアのノックの駄洒落が整った(?)所で締めとさせていただきます。
さあ次の扉を!
ノックしましょう!!
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