MENU

2023/06/22
高岡市は住みにくい町。か?鍵を握る『高岡商人』の真実。
|
不動産屋の日常

有限会社ランド・プラン

良く分からないタイトルにしてしまいましたが、高岡と高岡商人の話です。突然ですがあなたは『日本三大商人』というのをご存知でしょうか?

さっさと答えを書いてしまいますが『近江商人・伊勢商人・大阪商人』です。

しかし我が富山県には、それらメジャー商人に負けない程に悪名(?)高い商人がいます。それが高岡商人

ちなみに私も現在商人ですが、生粋の高岡商人ではありません。父方の家はこの地で長く農耕を営んできた高岡農民で、母方の家が、いわゆる高岡商人。

と言う事で。

私のDNAの中には『高岡商人には気を付けろ!』という(農民的)思考法と『高岡商人かくあるべし!』という(商人的)思考法が双方刻み込まれているわけです。

さてこの高岡商人。正確な定義は知りませんが、私が子供の頃から抱いているイメージとしては以下の通りです。

・利に敏い(損得勘定にうるさい)

・小利(小さな利益)も逃さない

・とにかく油断ならない

みたいな感じです。「高岡商人が通ったあとはペンペン草も生えない!」と言えば良いのでしょうか。

ただこの高岡商人。歴史を紐解くと、江戸時代以降の高岡の発展を担ってきた、非常に誇り高い存在という事が分かります。

高岡市公式ホームページ

高岡はそもそも、加賀百万石で有名な前田利家の嫡男・前田利長が高岡城(現在の高岡古城公園)を築城する事で開かれた『城下町』でした。

しかし築城から5年後、肝心の前田利長が没(享年53歳)。

悪い事は重なるもので、その翌年に徳川家康の『一国一城令』が出され、あっさりと廃城(たったの築6年!

関連ブログ 前田利長の隠居城にしては堀のでっかい、恰好いい城じゃないかよ。高岡城の実力。

それらの結果、高岡は一気に衰退。

する可能性もあったのですが、利長の跡を継いだ前田利常が『商工業』を推奨する事で復活。以降、『城下町から商工業の町』へと華麗に転身し、ついには『北陸の大阪』と呼ばれるまでの活況を呈します。

そして、その活況を支えた最大の原動力が『高岡商人』なわけです。そりゃ誇りも高くなりますよね。

だから。というわけでもないのですが。私個人としては高岡商人に対し特段『利に敏い・小利も逃さない・とにかく油断ならない』とは思っていません。

何故なら、それらの事は全て『商人(ビジネスマン)ならごく当たり前の事』だから。

長く続く商売をする為にはそれらに加えて『信用』が無いと絶対に無理なんですが、その信用と、自分達が高岡を支えているという誇り。それらが高岡商人にはあった。

と言う事で。

私は高岡商人に対し、『商人道(ビジネスマインド)を実践して長らく地域の信用を積み重ねてきた、素晴らしき先達(せんだつ)』と思っていますし、『礼儀正しく・約束を守り・義理堅い』というイメージも持っています。

ただ、その反面として

『礼儀正しくない人・約束を守らない人・義理堅くない人』には非常に厳しい目を向ける習性も強いと思っています。一段下に見るというか、何段も下に見るというか、いや、むしろ『排除する』というか。

その辺が、ねちっこいというか、細かいというか、スケールが小さいというか・・・

こういうのが『高岡』自体がもつネガティブなイメージにも繋がっているのかなあと思ったりもするわけですよ。なーんか『堅そう』で『細かそう』で『うるさそう』という。

なので。以下は私の個人的見解ですけども。

高岡商人はもうちょっと『大らかさ』を持てば良いのではないかと思う訳です。真面目に商売するのは本当に素晴らしい事なんですが、もっと大らかに。

神経質な私が言うんですから間違いありません。伝統は伝統として、もうちょっと大らか~な、柔らか~な町になると良いなあと思っているわけです。

そう。

こんなしょーもないブログを笑って許す、大らかな存在に。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    カテゴリー |
    不動産屋の日常
    タグ |
    高岡市

    7大お悩み相談

    お客様の声

    2022/04/09

    子育ての為、そろそろ自分の家を持った方が良いのでは?

    お客様の声

    2022/04/16

    多世帯同居。どうすれば家族みんなが幸せに生活出来る?

    お客様の声

    2022/04/09

    賃貸生活と持家生活。結局どっちが得なんですか?

    お客様の声

    2022/04/15

    住宅の老朽化が目立ってきた。修繕?建替え?住み替える?

    お客様の声

    2022/04/17

    集合住宅。いつまで窮屈な思いを続けなきゃいけないの?

    お客様の声

    2022/05/01

    中古住宅ってなんか心配。購入後の生活は本当に大丈夫?

    お客様の声

    2022/04/21

    家ってお高いですよね?どうしたら不安なく家が買える?

    よくあるご質問

    お客様の声

    2023/05/21

    木造住宅は20年(22年)で価値ゼロ?居住用家屋の減価償却と不動産査定。

    お客様の声

    2020/12/18

    必要?無用?地鎮祭はやるべき?実際に地鎮祭を行われた方の声。

    お客様の声

    2022/11/26

    富山県で新築・中古住宅入居時のお祓い、どの神社にお願いする?

    お客様の声

    2024/01/08

    高岡市の屋根瓦修理はどんな業者にお願いすれば良いんですか?

    お客様の声

    2019/09/20

    そもそも新築住宅って何!?メリット・デメリットは!?

    お客様の声

    2023/01/14

    孤独死?事故死?自殺?他殺?自然死?不動産の『告知事項』のガイドラインって何!?

    お客様の声

    2022/04/19

    地元不動産屋の功罪。地元?大手?その不動産相談、誰にする?

    • ブログ購読

      いつもブログをお読みいただき誠にありがとうございます。メールアドレスを登録いただければ新着記事をメールで確認する事が出来ます。いちいちホームページを見る必要がなく、便利です。特にデメリットはありませんので、是非ご登録をお願い致します!

    私がサポート致します!

    (有)ランド・プラン 代表取締役

    高野 竜成

    住み続けられるまちづくりを

    中古活用・循環社会へ

    空き家が増え続けています。高岡市だけで一万戸以上の空き家が存在し、6軒に1軒が空き家という状態です。その上で人口減少は止まる事を知らず、物価高と人手不足を原因とした新築価格は高騰の一途を辿っています。しかし、それでも家は建てられ続けています。本当にこのままで大丈夫なんでしょうか?そこで弊社は「中古住宅を活用して、安心できる住まいを提供する!」と決意しました。大量生産・大量消費社会から中古活用・循環社会へ。ランド・プランは『あなたの幸せと持続可能な幸福社会』を創造する『たかおかSDGsパートナー』です。高岡市の中古住宅相談ならお気軽に!

    PROPERTY

    取扱中物件

    PRESIDENT BLOG

    不動産屋のひとりごと

    実際のご相談事例

    そのお悩み、ランド・プランで解消できますよ!

    ブログの更新通知を受け取れます!
    ブログサムネイル

    更新通知の登録について

  • 17人の購読者に加わりましょう