休暇中の決済第二弾です。休んだ方が仕事が進むというこの矛盾。はさておき、今回も誠にありがとうございました。
高岡市金屋町・・・。伝統ある町です。伝統ある町という事は、古くからの町という事です。
当たり前ですが。
しかし、古くからの町という事は、区画割も昔風、道路(得に幅員)も昔風で、中々
現代にマッチした住宅用地というのは難しいのです。
現代にマッチした住宅用地とは、端的に言えば
自動車
そもそも、自動車を駐車出来るスペースがないと不便ですし、自動車の出入りに苦労する所も不便です。昔(江戸時代等)は、自動車なんて無かったですからねえ・・・
これまた当たり前ですが。
今回も、いわゆる高岡の「まちなか」物件だったのですが、道路が狭いのでセットバックが必要で、おまけに角地の為、道路隅切りが必要。
土地も台形のような形で、いわゆる「住宅が設計しづらい」形状。
新興住宅団地のように、綺麗な四角形ではありません。
道路が狭い、敷地も狭い、形状も悪い。加えて準防火地域・現状駐車場。建ぺい率は超絶ギリギリ。地域性を考えても、結構(かなり)大変な土地だと思います。
が!
本田宗一郎だったか松下幸之助が言ってましたが、
アイディアというのは「制約(制限)の中から生まれる」のです。
人間、「自由に、好きなようにやって」と言われると、中々画期的なアイディアというのは生まれません。
「これは現実的に不可能、これは金銭的に不可能、これは法律的に不可能」と言われると
「ワシにどうせい言うんじゃ!!」
とキレそうになりますが、一旦冷静になって、ある程度時間を掛けて考えてみると
「こうすれば意外と出来るんじゃね?」というアイディアが生まれて
来る事もあります。(来ないときもある)
今回は、私ではなく、完全に
「買主様の方が」画期的なアイディアを出してきてくれましたので、それで何とか形になった案件でした。
「諦めたらそこで終わり」と言うセリフも良く聞きますが、
「ギリギリまで、一滴の雫も落ちない程度まで脳味噌を振り絞った後じゃないと」
諦めてはいけないのだなあ。と、改めて認識した次第です。
てことで今日も、ギリギリまで考えて生きていきます。ギリギリでいつも生きていたいから~♪