私は小・中・高と「数字拒否症候群」だった(自己診断)ので、算数や数学は大嫌いでしたが、前職の金融会社や現在の不動産屋を通じて、”多少”人並みに数字を扱えるようになったと自負しています。
ま、そんなのはどーでもいいことで、今日私が言いたいのは「人と不動産の査定法」です。これには「三角測量」というか「視点を三つ」持つ事が大事ですよってお話です。
まず不動産の方。これは私のオリジナルじゃないのですが「不動産鑑定評価基準」というのがあり、その中で次の3つの方式を上手く使えという事になってます。
・原価方式(原価法)・・・不動産の再調達に要する原価(費用)に着目。
・比較方式(取引事例比較法)・・・不動産の取引事例に着目。
・収益方式(収益還元法)・・・不動産から得られる収益に着目。
私が何気なく、テキトーに不動産査定している(ように見える)時も、実はちゃんとこの3つを使ってます。
一方「人と会社は」どうかというと。これには上記の三方式みたいなものは規定されてませんが、私は以下の3つの視点で評価しています。
①「自分では」何と言っているか。
②「他人は」何と言っているか。
③「世間は」何と言っているか。
まず①は、本人や会社自身が言っている事です。会社なら「会社理念」とか「宣伝文句」で、個人なら「ポリシー」とか「信念」ですかね。ま、そんな難しい事じゃなくても「普段からどんな言動をしているか?」です。
②は、評価対象を「知っている人」の見方です。会社なら「実際に取引した事のある人」とかで、個人なら「何らかの形で付き合いのあった人」ですね。それら特定の人物がその人を「実際にどう言っているか?」です。
③は、まあ「評判」というか、不特定多数の「世間がどう見ているか?」ですね。噂話も可。
当たり前な話に見えるかも知れませんが、大事なのは「一つ二つだけで決めつけない。色んな角度から考察する」です。
という事で弊社では
①HP・ブログで「代表者自身の考え方」を表明
②お客様の声で「実際に取引いただいた方」からの意見を公開
③「クチコミ」で「不特定多数の方」からの意見を公開
しているわけなんで、私としては結構「フェアに」やっている積りです。
ま、クチコミはグーグル様が主導でやっておられるわけなんで、私が偉そうに言う事では無いのですけどね・・